賃金人事制度を作る際には、常に目的に立ち返ろう
こんにちは、
賃金人事制度構築コンサルタントの伊東です。
先日”目的思考”に関する
研修を受講してきました。
その話をシェアしてみたいと思います。
目的思考とは
問題や課題に対して「何のために?」
という問いをして
そもそもの目的、またはさらに上位の目的を
考えた上で行動につなげていくという考え方です。
常に目的やさらに上位の目的を認識することで
取ろうとしている手段の適切さを
確認することが可能です。
ちなみに
『目的』を辞書で調べてみると
”得ようとしてねらうもの。
到達したい状態として意図し
行動を方向づけるもの”
ということになります。
私たちは日々の生活の中で
「何を」「どのように」行うのか
手段に目を向けがちです。
例えば
家族で旅行に行くとします。
その際「どこに行くか」「何をするか」
ということに目が向きがちでないでしょうか。
ここで「何のため」「誰のため」
というような目的には
なかなか意識が向かないのではないでしょうか。
仮に目的を先行して考えると
計画していた旅行先とは異なる
場所に行くことになるかもしれません。
または、目的を達成するために
旅行先で計画していたイベント
が大きく変わるかもしれません。
これは賃金人事制度構築も
同じだと考えます。
賃金人事制度構築に着手する前に
必ずその前提となる目的を
振り返ることが重要です。
それは
「社員1人ひとりの成長を促すため」
かもしれません。
または「昇給や賞与の決定負担を減らすため」
かもしれません。
必ず何らかの達成したい目的があるはずです。
そしてその目的を実現する”手段”が
賃金人事制度であるはずです。
賃金人事制度を構築する中で
いろいろな意思決定を行うはずです。
それが実現したい目的の達成に
つながるか常にチェックして
みて欲しいです。
賃金人事制度を構築していくと
ルールや仕組みに目が向いていき
目的を忘れがちです。
そこで、常に振り返りをすることが
できる”目的”を明確にすることで
各ルールや仕組みが有効な
手段となり機能するはずです。
賃金人事制度を構築する際には
「何のために制度を作るのか」
ということを常に頭において
実施してみてください。